包丁

改めて見直したい日本の伝統工芸品!出刃包丁の魅力を紹介

ざっくりと捌く出刃包丁の歴史

出刃包丁は江戸時代、当時は天下の台所と呼ばれていた大阪で作られました。場所は堺です。江戸以前の刀や鉄砲を作る場所として有名であり、鉄工技術が非常に発達していた地域でした。そうした歴史的にも鉄を打ってきた場所には、江戸時代には多くの刃物職人がいました。その中の一人が開発したのが出刃包丁です。実は出刃包丁の名前の由来には面白い説があります。
出刃包丁という名前を聞くと武骨で大きく重い包丁をイメージし、あの姿を出刃と呼ぶのだろうな、と想像する人は多いかもしれません。それが、実は開発者がとてつもない出っ歯だったからという説があるのです。出っ歯の作った包丁だから、出歯包丁。その後、刃の字に変わって出刃包丁となったのだそうです。立派な物を作ったのに可哀想な気もします。
そうして出刃包丁は成立しました。元々から、出刃包丁は魚を捌くために作られました。重く武骨な刀身は魚の骨などにも刃先を曲げずに使うためです。ただし、太く骨を切ることを目的として作られている物では無く、小さな骨に対してということは気を付けておきたいですね。また、食材の大きさごとに大出刃、中出刃、小出刃と大きさで分かれています。武骨な見た目で敬遠しがちではありますが、歴史やその用途などを細かく知ると出刃包丁も使ってみたくなりますね。

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